anti-gizen32009-07-31

写真は、お友達にいただいた、SWIMMERの扇子。
ありがとう。とっても気に入りました☆
これで楽しい夏が過ごせそうだー。


飲食店をハシゴしたもんだから、ソフトドリンク代はかかったけど、終電でちゃんと地元に戻ったので、タクシー代とか、そういう無駄な出費はないぜ。

地元に着いて、家に帰ろうと思ったんだけど、ちょっと寂しかったのと、前から気になっていたので、あるバーに入ってみた。
最近できたお店なんだけど、家から近いから、時間を気にせず居られるので、いいとこだといいなーと思って、偵察。

新しい店らしく、店内はとてもきれいで、バーっていうとけっこう暗いイメージがあるけど、そこはポップだった。

一人でいきなり知らない女が入って来て、店主は一瞬驚いた様子だったけど、おかまいなしにカウンターに座る。

ノンアルコールカクテルと、トマトジュースを飲んだ。

店主は話しやすくて、なんだか通えそうな感じ。嬉しい。

でもすんげー疲れたんだ。
常連らしきおばちゃんが。決して悪い人ではない。

ダミ声だったから、酒焼けしてるスナックのママかと思ったんだけど、某有名料理店でホールスタッフをしている方でした。

終始仕事の愚痴。まあそれはいいんだ。鬱憤も溜まるだろう。

嫌だったのは、鬱の話。
わかるよ。甘ったれてんじゃねーよ、って言いたくなる気持ちも。
実際「鬱」って言葉は、近頃軽くなってしまって、ちょっとなんかあるだけで鬱だ鬱だと言う輩は多いしね。

クリニックで診察受けて、鬱だと言われたらこっちのもんだくらいに、怠けてる人もいるでしょう、きっと。

でもね、本当に本当につらい人もいるんだよね。
これ言うとね、「皆つらいんだ」って返ってくるのわかってるから言わなかったけどね。

mixiニュースにもあがってたけど、鬱の人とは仕事しづらい、これもわかる。急に休まれたり、自分を追い込んで落ち込まれたり、どうしてよいのかわからないし、はっきり言って迷惑なことって多いと思う。
本当に鬱病になっちゃったら、ちゃんと回復するまで休む義務ってもんがあると思うよ。

だけどね。
この話はもうね、平行線を辿る一方なんだ。
だから耐えるしかないのだ。

そのおばちゃんは癌なんだって。まあ、酒をバカバカ飲んでタバコをぷかぷか吸える状態ではあるみたいだけど、癌なわけ。
それ言われちゃったら、もう打つ手無しですよね。

そこを、同じ「好きでなったわけではない、どうしようもない病気」として認識してくれるとありがたいんだけどね。無理。


アルコール依存症なんかじゃないとも言われた。
そうだよね。毎日飲んでたわけじゃないし、手が震えたわけでもないし、肝臓の数値は正常だし、なんで酒やめちゃうの?って感じだよね。

怖くて抗鬱剤飲んでるなんて言えなかったよ。
鬱病ではないけど、抑鬱状態にはなる、って言ったら、誰だってなるって言われたからね。
違うんだけどねー。頷くしかなかったですよ。


同じ、病気と闘ってる同士なんだけどね。


精神疾患はこれだからやっかいだ。
「病気だから」って一言が言えないんだから。


だけど。そのおばちゃんに一言言ってやりたかったな。

あんた子供二人も産んでるんだから、家族のために酒なんかやめてしっかり生きろ、ってね。