私の父親(もう亡くなっている)が、昔やくざだったことは、前にも書いたと思うし、直接聞いた人もいると思うけど、とにかく人に使われるのが大嫌いな人だったわけ。
もちろん、山口組というでかい組織に属していたわけだけれども、自分の組を持つまでのし上がって、そこでやめた。

その後も自分で会社を興して、金融業(ほぼやくざですな)をやって、それからはおでん屋のおじさん。
おでん屋は、それをやりたかったのではなく、金融屋の時に使っていた事務所の大家に2000万貸していたから(なので事務所の家賃もタダ)、それの返済をせまりつつ、返済不可能ってとこまで追い込んで、土地を奪い、そこにマンションを建てる、という計画があったの。
ま、その間に酒のせいで体を壊して全てダメになってしまったのだけれどもね。

全部自分で決めて、自分で動いてた。
安定はしないけど、それはそれですごく頼もしかったな。


で、うちの彼氏の話。
彼も会社には属しているけど、名前を借りた自営みたいなもんで、自分で動かないとできない仕事。普通の会社員とは違う。きっとずっとそうやってきたんだろうと思う。
だから今更どこかの会社の面接受けて、とか、そういうことしようなんて頭にないと思う。
もちろん会社員だって自分の能力だとか頑張りは必要で、どっちがすごいとか、そんなのない。どっちもちゃんとやってる人はすごいし偉いと思う。
ただ、考えてたら、ふと父親の事を思い出したんだ。
彼もパパみたいな考えなのかなぁって。

だから尚更、この人には何を言っても(他の仕事すれば、とか、少しは休めば、とか)無駄なんだなって思った。
あんまり睡眠時間が少ないから、心配してしまうんだけど、それで、ついあんまり無理しないでとか言っちゃうんだけどさ。
まあ、自分を心配して愛してくれる人がいる、って思っていてくれればいいかなと。
時間がない間は、私は身の回りの事をするのは全然構わないし、そのくらいしかしてあげられることがないからね。
気持ちはすごいあるよ。応援している。

単純に会いたいとかさみしいとかさ、あるけれども、自分のために時間を作ってなんて絶対言わないし思わない、今は。
だってそんな余裕があったら絶対そうしてくれる人だっていうのもわかっているから。


ま、でも家が近くて良かったな。少しの時間でも一緒に眠れるチャンスはあるからね☆


なんか、ついつい、いつになったら普通に遊んだりできるんだろうとか考えてしまう時もあるけど、そんな理由で好きになったわけでも付き合ってるわけでもないからな。


わたくしは日本女性ですから。きっちり支えてみせます。