私の彼氏は八百屋をやっている。
うちの団地の前に店を出しにくる。
毎日ではない(他もいろいろ回るから)けど、それが唯一ゆっくり話したりできる時間なの。

でも、愛くるしい顔で、人当たりが良い上に大阪人の面白さを持つ彼にはファンがいる。
小学6年生の女の子。
6年生といえば、もう立派に恋心を抱いちゃったりする年頃だ。
なので私には絶対話しかけてこない。
別になつくのはいいんだけど、数少ない逢瀬の時間を取らないでと思う。正直邪魔。

そして、今日衝撃の事実が判明した。
む、胸が私よりでかいかもしれない!
彼氏に言ったら、「うん、負けとるな」とあっさり。

そして、もう一人やたら彼にまとわりついてくる2年生を今日見た。
男の子なんだけど、今は学童にも行ってなくて暇みたい。
割と頭が良さそう。
ってそんなことはどうでもいいんだけど、やっぱり正直邪魔。
でもその子は私とも喋るので、まだマシ。
「奥さん?」と聞かれたから、速攻で「そう」と言うのと同時に「違う」と彼が言っていた。だからついでに子供3人いるの、と言っておいた。


でも、小学生に好かれても、野菜売れないからなぁ。
今日は暇そうでかわいそうだった。
完全歩合だから(フランチャイズみたいなもんらしい。会社の名前だけ借りて、あとは全部自分の責任でやってるみたい)、ああ今日は売れなかった、では済まされないのだ。

ちなみに私は苺とさんま(魚も売ってる)を買った。


寒いので家に戻ってしばらくした時、ピンポーンとベルが鳴ったので、宅急便かしらと思ったら、「八百屋でーす」と彼。
苺もう1パックとホタルイカ持ってきて、「これ置いといて。来るから。」と言って去っていった。
ほんとに来いよ、と言っておいた。


家に行きたいと言ったら、汚いけど、と前置きしながらもいいと答えてくれたので、合鍵を待っている。うふふふふふ。
お掃除しよう。


そうそう。
今朝「愛の告白して」とメールを送ったんだけど、すぐ後に来た電話では、なんのこっちゃぐらいなこと言ってたくせに、逢瀬の後に来た電話でいきなり「愛してる」と言われた。きゃ。
こっちが照れてしまって、「あ、ありがとう。頑張ってください」としどろもどろになった。
胸は負けたけど愛情は小学生よりもらってるわ(大人気ない)。


今日もお弁当おいしかったって!!!