昨日なんとなく父親の遺品である、名刺入れ、っつーか、なんていうの?自分の名刺のケースじゃなくて、人のやつ。あ、クリアファイル、じゃないか、えーと…
まぁだいたいわかりますよね。名刺を整理しておくやつ。
あれを見てたのよ。
多分昔の仕事関係のやつだと思うんだけど、ほとんど社長なの。
でも、小さい会社なのかな。聞いたことないし。しかも、父がアレから足を洗ってからは、金融業を営んでいたから(これもカタギとは言えない)、金貸してた人達の名刺なのかな。
焦げ付いた金は1億近くあるって、前に言ってたな。

そしたらその中から、同和なんちゃらってとこの会長の名刺が出てきて、興奮しちゃった。
でも後でまー氏に見せたら、「多分エセ同和だよ」って言われて納得。だよねーだよねー。人権問題に取り組んでたわけないし、父親の職業考えたら、エセですわ。

それから、警察官の名刺も出てきた。巡査部長って書いてあったけど、今はどのくらい昇進してるのかしら。きっとあの名刺達は、相当昔のものだから。もう死んでる人とかも多いんじゃないか。
警察も名刺持ってんだー、なんて驚いてたら、そりゃ持ってるでしょ、と言われた。まー氏に。
警察手帳があるからいいのかと思っちゃった。
よく考えたら、私も障害者手帳と名刺、両方あるものね。全然意味違うけど。

しかし、ヤ○ザの名刺はどうして草書や行書なんですかね。伝統?今でもそうなのかな。紙質も違うよね。和紙?


あと、メモ帳も読み返した。
すごく字のきれいな人だったのに、晩年はめちゃくちゃだったよ。
頭の中もめちゃくちゃになってたみたい。
少し悲しくなった。

あの頃は、父親の考えをきちんと理解しようとしてなかったように思う。おでん屋(金貸しの後)手伝ってた時も、やる気なかったし。
おでん屋で生計立てようとしてたわけじゃなかったんだよね。「あの場所」で、目を光らせていることが大事だったんだよ。
もしも、今一緒に働けたら、もっとできる娘になれたかもしれないな。

いや、無理かな。


父が死んでからは、母の男に父の日のプレゼントをあげている。
父親代わりだとは思ってないけど、あの人も子供達から愛想尽かされちゃって、孫にも会えないらしいしね。母親が世話になってるし。
そろそろ何か買いに行かなきゃ。